私、ただのファンヒーターです。
あのー、私、ただの、ファンヒーターです。
こんなところにでてくる理由は思いつかないんですけど・・・。

えっ、わたしが怒るんですか?
なにをおっしゃいます。
わたしはただのファンヒーターですよ。
怒るはずないじゃありませんか。
どうしてそういう理不尽なことをおっしゃるんですか。
事と次第によってはこちらにも考えがありますよ。

えっ、今度は泣けって?
何で私がそこまで言われなくてはならないんですか?
ファンヒーターがどうやって泣くんですか?
もう悲しくなります。

えっ、まだ疑っているんですか。
だって、そういう目をしてますよ。
そんなに疑ってばかりいると、そういう顔になっちゃいますよ。

ねっ、だから、私はただのファンヒーターなんです。
