てんたんのくらし

 09年4月~ 東北のとある町の「てんたん人形劇場」の記録。

素敵なサンタクロースからのプレゼント

もう気持ちは年始に行っている人もいるかもしれませんが・・・
 
クリスマスの話題。
 
私のところにもサンタクロースがやってきました。
 
思いがけないサンタクロースでした。
 
 
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サンタクロースから届いたものは、本でした。
 
ブックマン社発行の「まさき君のピアノ」という本です。
 
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裏表紙のほうの帯にこんな文章が載っています。
 
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「ぼくがラジオ体操を弾いてもいいですか」
えっ?と疑う人もいたようです。
自閉症の子が、ときどきわけもわからず大声を出している子が、
状況を把握せずに手を挙げているだけだと思ったことでしょう。
何を言っているんだ、と眉をひそめられても仕方がなかったでしょう。
(中略)
それは、14年間生きてきて、
初めて自分からチャンスをつかんだ瞬間でした。
誰の役にも立てないと思っていた雅生が、
こうして、だれかの役に立てたのです―
 
第3章 ピアノが教えてくれた「ありがとう」より
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この文章を読んで、胸が熱くなりました。
 
 
 
 
今年、私はあるところで、この少年に会いました。
少年の素敵なピアノの音色も聴きました。
 
サンタクロースは私と少年との出会いを知っていました。
それを憶えていてこの本を選んでくれたようです。
 
そんな素敵なサンタクロースがくれた、
とてもうれしいプレゼントでした。
 
忘れられないクリスマスです。