てんたんのくらし

 09年4月~ 東北のとある町の「てんたん人形劇場」の記録。

心が動く瞬間

人形劇を作るときに考えていることのひとつ。
 
観ている子ども達が、どう表現できるかということ。
 
自分たちの演っていることに、思わず体を動かしたり、言葉を発してしまう、そして、そんな子どもの表現を活かして、子どもと一緒に芝居を進めて行く。
 
表現することは、子ども達が能動的に物事に関わり、行動するということだと思う。
 
 
芝居を観て、言葉を出さなかった子でも、気持ちが動いている子もいる。気持ちが動く、思う、考えることも大事なことだ。
 
今日、児童演劇をしている方と話をして、思うことは大事という話になった。何かが上手になりたい時に、上手になりたいと思うことで、その方向に向かっているんだという話を子どもにもしていると言っていた。
 
思いが行動を支えている。
強い思いが人をその思いの方向に進ませる。
 
てんたん人形劇場は、リーフレットの扉に
「心が動く瞬間を大事にしたい」
そんな思いを載せている。
 
そんな芝居作りをこれからもしていきたいと思います。
 
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