てんたんのくらし

 09年4月~ 東北のとある町の「てんたん人形劇場」の記録。

人形劇の前に腹ごしらえ イン宮城県登米市

2月4日登米市で人形劇を上演してきました。
 
四つの児童クラブ
(中田児童クラブ・上沼児童クラブ・石森児童クラブ・宝江児童クラブ)
が合同で呼んでくださいました。
 
この日は
お昼前には登米に着きました。
午後3時15分からの開演なので、
準備の前に、まずは腹ごしらえ。
 
 
 
産直のお店「なかだ愛菜館」に寄ってみました。
その中の
「こめっこ亭」というお店で食べました。
 
これは「かぁちゃん定食」(700円)
写っていませんが、これにしっかりご飯がついています。イメージ 1
 
右の汁が「はっと汁」。
登米あたりの名物のようです。
はっと汁は「すいとん」のようなものといえばよいでしょうか。
汁の中に、小麦粉を練ったものがはいっています。
登米のはっと汁は、油麩が浮いています。
 
そしてこれが、「油麩どん」(700円)
イメージ 2
 
油麩においしい汁がしみていて卵でとじられていました。
B級ぐるめなんて言い方をされることがありますが
おいしかったです。
これにも「はっと汁」が付いています。
 
 
「はっと汁」という変わった名前の由来ですが、
いくつか説があるようです。
 
登米は米どころですが、
400年前は
お百姓さんがお米を食べることは禁じられていたようです。
 
そこで、小麦を練った料理を食べていたのですが、
これがとても旨くて
米作りよりも小麦作りに精を出してしまうと心配して
領主はこの料理を食べることを禁止。
つまり「ご法度」にした所から、
「はっと」と呼ばれるようになったという説があります。
 
ほかに、
ほうとう」から来ているという説
等もあるようです。
 
さて、こんな昼食をいただいて…
 
さぁ、人形劇の準備です。
 
(つづく)